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音楽院日記

2021.03.02

音楽院日記

ピアノ 千歩紗織先生

とても久しぶりに日記担当が回ってきました。
ピアノ講師の千歩紗織です。

 

平山音楽院ではセンター南教室のみでピアノを教えていますが、伴奏ピアニストとして仕事をしていることもあり、音楽祭や大人のコンサート(今年は「みんなのコンサート」になりましたね)、講師による演奏会などで、他の楽器の先生方や生徒さんたちとも共演させていただく機会がたくさんあります。
ご一緒している皆さま、いつもありがとうございます。
今年のイベントでもお会いできるの楽しみにしています。

 

世界中で常識がひっくり返るような状況が続いていて、音楽界も大打撃を受けていますね。
私は3歳でピアノを始めてもう30年以上弾き続けていますが、こんなに人前でピアノを弾かなかったことは初めてでした。
でもそれよりも「音楽は生きていくためにそんなに必要ないよね」という声が世の中から聞こえてきたことのほうが悲しかったです。

 

音楽や美術といった芸術は、飲食や医療のように直接命の維持に必要なものではないのかもしれませんが、人間らしさである「心」を満たし豊かにする、とても大切なものですよね。

 

私のクラスの生徒さんたちは、誰もピアノを辞めることなくレッスンに来て下さっていますし、伴奏の仕事でご一緒している学生さんたちも、制限が厳しい中でもずっと努力を続けて次の本番に備えています。
コンサートにできるだけ足を運んで、音楽家を応援して下さっている方もいらっしゃいます。日々の暮らしに音楽を必要としている人は、たくさんいますよ!

そういう方たちのためにも、プロ側がもっと柔軟に考え、変化を前向きに受け入れて、
音楽を楽しめる場所を提供していけば良いのでは?
音楽を通して直接心に働きかけ、人を元気にすることはどこでもできるはずですから。

 

平山音楽院の皆さんも、どうぞこれからも音楽を楽しんで続けてくださいね。
周りに流されず、ご自身の思いを大切に。

 

今回宣伝させていただくコンサートも、去年やむなく中止となってしまったプログラムで再度開催が決まりました。
もう一度さらい直し、気持ちを新たに二人で作り直しています。
ヴァイオリンとピアノのデュオで、ヴァイオリンはこの教室の講師、鈴木梨津子先生です。
感染対策を万全に、良い時間となるように演奏したいと思っておりますので、お時間ある方、ご興味のある方はぜひ聴きにいらして下さい♪

 

piano  千歩紗織