2022.08.11
音楽院日記みなさま、はじめまして。センター南教室チェロ講師の村井陽子です。
平山音楽院では、7月に「みんなのコンサート」と「定期演奏会」が開催されました。
みんなのコンサートは「舞台に立つことが初めての生徒さんでも気軽に参加できるアットホームな発表会」をコンセプトに作られた企画で、今回もたくさんの生徒さんが練習の成果を発揮してくれました。
平山音楽院ではソロ演奏の発表の機会が年に2回あります。参加は希望制ですが、チャレンジされる生徒さんは回数を重ねるごとに目に見えて上達しています。
一定の期間をかけて一つの曲にじっくりと向き合い練習を重ね、緊張感を持って本番に臨むことは、負担も大きく決して簡単なことではありませんが、その努力は上達への一番の近道だと実感します。
私の生徒さんはチェロを弾く事が大好きで練習熱心な方が多く、目標に向かって頑張っている生徒さんの姿は、私自身の練習の励みにもなっています。
人前で演奏することは何度経験しても緊張します。緊張で思った通りに弾けないこともありますが、ある程度の緊張感がないと上手く弾けなかったりもします。緊張と上手に付き合う方法は私自身も常に模索していますが、今までの経験から言えることは、120%の練習と、あとは本番にどれだけ集中して曲の世界に入り込めるか、だと思っています。これがなかなか難しく…永遠の課題です。
私は、初めてソロ演奏される生徒さんには「もし間違えたとしても気にしなくて大丈夫。最後まで弾き終えられたらそれだけで満点!」とお伝えしています。2回目以降のソロ演奏では、前回よりも上手に弾けるようになっていくことの楽しさを実感してもらえたらと思っています。
人生の中で一人で舞台に立てるチャンスはなかなかありません。生徒さんは是非、積極的にチャレンジしてみてください。
定期演奏会では8名のチェロの生徒さんが参加し、チャイコフスキーの大曲、交響曲第五番に挑みました。チェロパートは、門下の枠を超えて皆さん仲が良く、笑顔の絶えない和やかな雰囲気です。私も数回練習に参加し、生徒さん達と一緒に楽しい時間を過ごすことが出来ました。
チェロという楽器を通じて、音楽を心から楽しみ、そして仲間が出来るということはとても素敵な事だと思います。
最後に演奏会のお知らせです。上永谷本校の鈴木梨津子先生とセンター南教室の渡邉真帆子先生が所属する新アスターナ室内合奏団の8月の定期演奏会に賛助出演します。名曲揃いのとても素晴らしいプログラムです。
ご興味のある方は是非聴きにいらしてください。