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音楽院日記

2022.11.03

音楽院日記

声楽 玉江直子先生

11月の日記を担当させていただきます上永谷校声楽講師の玉江直子です。
掲載予定の11月には、平山音楽院音楽祭が行われます。
(今、こちらの原稿を書いている10月下旬は準備に追われている真っ只中であります…。)
コロナ感染の対策をしながらではありますが、生徒さんも発表の場を持てるようになって、本当によかったと思っています。

 

ところで、コロナ禍でのマスクの着用において、外国ではマスクを嫌がるのに、日本は意外とそんなでもないのは何故なのかなと思った事があります。

絵文字に ^_^ や( T_T)  などがありますよね。よく見ると口元が同じ…。日本人は表情の大部分を目の動きで読みとっているからなのでしょうか?
(一方、外国のスマイルマークは目が点々で口元がニッコリだったりします。)

 

もしマスクではなくて、サングラスを年中しなければいけない状況だったら、目元を覆われて表情が読み取りづらい分、こちらの方が違和感あって辛いかもしれません。外国の方のマスクの違和感は、日本人のサングラスのようなものだとすると嫌がるのも理解出来ます。

 

学生の時、オペラの授業で演技指導がありまして、「泣く演技」や「人を招く時の手の動き」等での動きの違いを教わった時、日本と西洋の文化の違いを感じたものでしたが、「マスク着用」という行為ひとつでも、こんなに違いが出るとは…。
改めて、西洋とは違う文化で生きているんだなと思いました。

 

最後に…
早くコロナがおさまってくれるのを願いつつ、音楽祭に向けて… 出演の生徒さんには、体調に気をつけて、舞台を楽しんで頂きたいなと思います。