2024.02.01
音楽院日記皆さま、はじめまして。ピアノ講師の飯塚香織と申します。よろしくお願いいたします。
最
近自分の周りで起きた驚きエピソードです。
市民招待の抽選に当たり、あるイベントに参加した時の事でした。
式典でしたので、招待されたからには自分なりに精一杯お祝い申し上げよう!と、拍手の準備バッチリで開式を待ちました。
待ち時間の間、配布された式次第をめくります。その時、「横浜市歌」の文字が!
……これはみんなで歌うという事でしょうか‥‥県外出身の私は同席した友人(横浜市出身)におそるおそる「もしかして、横浜市歌って歌える‥‥?」と聞きました。友人は私が歌えない事を察してくれたのか、少し気の毒そうに「うん」と。
そこから、私の質問攻めが始まりました!横浜出身の人はみんな歌えるのか?いつどこで習うのか?どんな時に歌うのか?などなど。今思うと、周りの方々に笑われていたかもしれません(笑)。
式典が始まり、心を込めて拍手を送りました。横浜市歌斉唱では、会場の皆さん大きな声で立派に歌っていらして、本当にみんな歌えるんだ!という驚きと感心、そして自分は歌詞をたどるくらいしかできず、申し訳ない気持ちでした。せめて楽譜があれば、音楽講師としてがんばれたと思いますが(笑)、楽譜を載せるまでもなく、みんな歌えるということですね。
それからというもの、市歌の事が気になって、調査しました!周りに聞いてまわったり、平山音楽院の生徒さん、付き添いでいらっしゃるお祖母様にもご協力いただいて、わかったことは‥‥
まず、横浜市出身者はほとんどの方が横浜市歌を歌える、というのは有名な話だということ(テレビでも取り上げられたようですね)。
小学校の低学年の頃、学校で習いとにかくよく歌う為、校歌のように歌えるし、開港記念日前日や卒業式でも歌う。
小学生からお祖母様世代まで、みんな歌える。
なるほど!!
私の出身地の市歌についても調べてみました。自分の記憶では、出身地の市歌については存在も知らないし、歌ったことはない、です(苦笑)。
ちょっとドキドキしながら検索した所、あっさりと市歌の存在を知る事ができました。楽譜もありましたので、歌ってみました。やはり知らないなぁ、、、と読み進めていくと、毎日正午に市の放送で流している、というのです。
正午のチャイム、今でも覚えています!!
楽譜とチャイムの音を同時に比べてみて、「確かに!」調性が違っていましたが、確かに!!市歌でした!毎日聞いていたんだなぁと、なぜかホッとする自分がいました。私の中にもお昼ご飯の匂いとともに市歌があったのです。
転校生が来たからクラスのみんなで市歌を歌った、というお話も生徒さんからお聞きして、ほっこりしました。こんな風に歓迎の意を表せるのは素敵ですよね。
横浜市在住15年以上の私、横浜市歌を歌えるようになって、次の機会に備えたいと思います!