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音楽院日記

2025.02.01

音楽院日記

2月の音楽院日記 ~木管楽器編~

みなさん、こんにちは!(^^)

1月があっという間に過ぎ、2月となりました。

今月は「冬本番、楽器のここに気を付けて…!」をお届けします。

 


 

天気予報にも雪マークが出てきましたね…

このような寒い季節は、オーボエやクラリネットなど木製の楽器で発生する『割れ』に要注意です!

 

今回はそんなトラブルを防止するための方法をご紹介します。

 

▼そもそもなぜ割れてしまうのか…

割れる原因は「楽器の中と外の温度/湿度の差」あります。

木は気温や湿度によって、状態が変化します。

 

人間の吹く温かい息によって楽器の内側が温まり、温度が上がると木は膨らもうとします。

ですが、楽器の外側は寒い気温によって収縮しようとするため、

膨らもうとする力と縮もうとする力で差が生まれてしまい、結果として楽器が割れてしまいます。

 

▼どう対策したらいいの?

楽器をケースから出したら、まずは室温に慣れさせましょう

急に息を入れたりはせず、クロスやタオルで包んだりして温めてあげましょう。

 

そして、温度差のほかにも割れる原因となる水分もしっかり取ってあげることが大切です。

木は水分を吸収することによっても膨らんでしまいます。

窓に結露がつくように、楽器も温かい息を吹き込むと内側が結露し水分が溜まってしまいます…

 

楽器をしまう前だけでなく、練習の合間にもスワブを使って楽器内の水分を取ることを心がけましょう!

 

もし、演奏をしていて鳴りにくいなどの違和感を感じた場合は、

無理に鳴らさず、一度楽器店で見てもらうことをおすすめします。

 

▼楽器は定期的にメンテナンスを

木製の楽器はとても繊細な楽器です。

日々のお手入れはもちろん、定期的に点検や調整を行い、

大切な楽器とより長く音楽を楽しんでいけるようにしましょう!

 


 

当音楽院は講師の先生方だけでなく、楽器に詳しいスタッフもおります!

みなさんの音楽のある生活をより良いものにするため、全力でサポートをさせていただきますので、

気になることがございましたらお気軽にお問い合わせください♪